Monthly Archives: October 2008

MARGIN

余白

人間は余白を埋めようとする習性を持っている。

それによって人は未知なる対象にイメージを働かせたり、未来に夢を描いたりする。逆に理論でガチガチに固めたデザインや、物や情報に埋め尽くされた都会には辟易してしまう。
そこには自分の好きに埋められる余白がないから。

人は語りかけられないと興味を持たないが、多くを語られるとそれ以上の興味を失ってしまう。考えさせるのではなく、考える余地を与える。このことは人とのコミュニケーションを考える上でしっかりと認識しておかなければならない。

Web基礎実習用参考サイトまとめ

今学校の課題で自分の作品を載せるギャラリーサイトをFlashで作れってのをやってる。で参考になりそうなサイトを教えてくれって何人かに言われたから適当に自分のdeliciousから引っ張ってきた。

あとはこの辺順番に開いていけば何かひらめくんじゃない?シラネ。

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インタラクティブな作品の作り方

自分の経験上、インタラクティブな作品を作る行程はだいたい次のようになる。

1. スクリプトで動くプログラムを作る。

2. あらゆるパラメータを変数化(外部化)して自由に弄れるようにする。

3. ユーザーの動作および何らかのインプットに合わせてパラメータが変化するようにする。

およそインタラクティブな作品を作る上で1が最も重要なのは言わずもがなだが、意外と見過ごしがちなのが3の部分だと思う。プログラム自体はおもしろいのに、この部分がうまくいってないとどうもしっくり来ない作品に仕上がってしまう。

自分の経験を踏まえて、この3に関して具体的にどういう配慮をするべきなのかをちょっと言語化してみる。

まず増減するパラメータをユーザーのどの動作に割り当てるかを考える時。
この時注意しなくちゃいけないのは、ユーザーがプログラムを触ってる時、画面上で何やら変化が起こっているがイマイチ自分の動作の何に反応してるのか分からないって状況。これは触っていてもストレスを感じてしまうのであまりよくない。極力すぐにユーザーが何に反応してるのか気づけるようにする。で、それもこちらから文字なんかを使って明示的に教えるんじゃなくて、触っているうちに気付けるようにするのも大事。
ただし、あえてどの動作にリンクしているのかわかりにくくするのもアリだと思う。だけどやっぱりどこかで何にリンクしているのかユーザー自身が気づけるような配慮は絶対に必要だと思う。

次に、パラメータの増減する範囲。
これはその時々によって様々なので一概には言えないけど、基本的には制作者側である程度の閾値を設定して変化の度合いをコントロールするべきだと思う。コントロールと言っても、これは1つのパラメータに対して調節するんじゃなくて、そのパラメータをいじるとプログラム全体の中でどういうところに影響が出るのかということを考慮した上でどの程度の範囲の中で増減すればよいかということを決めなくちゃいけない。

あとはレスポンスの速度。
つまりユーザーが動作を起こしてからプログラムが反応を起こしてそれが完了するまでの時間。これは結構全体のトーンを左右するので大事なところ。ゆっくり反応すれば、落ち着いた雰囲気や高級感なんかを出せたり、素早く反応すれば、スポーティーな雰囲気が出せたりする。ただしこれもまた選択を誤ると、ユーザーにストレスを与えてしまう要因になり得る。例えばユーザーが次にするべき動作が控えているのに、プログラムがゆっくりとした反応を起こすと、ユーザーはなかなか先に進めないのでストレスを感じてしまう。逆にゆっくり見たいのに、妙に反応がよすぎて全然静止しないというのもストレスを与えてしまう。
この辺りを考慮すると、読み込み中の動作としては高速で動くものを使った方が待たせている時のストレスを軽減できるような気がする。急に数十パーセントづつ増えるようなカウンターよりも、高速にちゃんと1パーセントづつカウントアップするカウンターの方が見ていても結構気持ちがいいもんね。

とまぁいくつか書き出してみたけどきりがないのでこの辺にしとく。

で、要するに何が言いたかったかって言うとインタラクティブな作品は、ビジュアルのセンスもさることながら、触っていてストレスを感じない、むしろ触っていて快感を感じさせるようなパラメータのチューニングが必要なんだって事。
これは自分で作った作品を弄くり回して、ちょっとでも自分がストレスを感じたり、違和感を感じたらスクリプトを修正してまた弄る、でまたストレスを感じたら修正、という行為を繰り返すしかない。

まったく、自分で作ったものを弄りまわしもせず公開なんかしちゃダメだぜ。

presidents portrait

この辺のエントリでごちょごちょ作ってたチャック=クロースエンジンが少し反響があったので、改良してメインサイトの方に載せました。

presidents portrait

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[AS2]swfを外部読み込みする時の注意

このエントリのスライドで、これとかこれを外部読み込みしてスライドswf上で動かしてるんだけど、途中で違うswfのコンストラクタが呼び出されたり、アンロードしたswfのonEnterFrameが延々実行されてたりと奇妙な現象に遭遇したのでその辺の回避策メモ。

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5erでプレゼンしてきました

去る9/28に5erにプレゼンターとして出演させていただきました。
観覧者も含めほぼ一般大学からの参加というド・アウェイな中、一人全く空気を読まず、プログラミングで絵を描くというテーマで喋ってきました。

プログラミングで絵を描く
※最初の画面でクリックして下さい、←:戻る、→:進む

でっかいプロジェクターでこれとかが動いてるのを見て一人でうっとりしてたんだけど、見てた人はさぞかし何じゃこれって感じだったでしょう。

プレゼン後何人かから「まぁ、すごいんじゃね。ようわからんけど。」とか「自分の知らない世界を知れてよかったです。ようわからんけど。」と褒めてもらえたのでまぁよかったんじゃないでしょうか。ようわからんけど。