MARGIN

余白

人間は余白を埋めようとする習性を持っている。

それによって人は未知なる対象にイメージを働かせたり、未来に夢を描いたりする。逆に理論でガチガチに固めたデザインや、物や情報に埋め尽くされた都会には辟易してしまう。
そこには自分の好きに埋められる余白がないから。

人は語りかけられないと興味を持たないが、多くを語られるとそれ以上の興味を失ってしまう。考えさせるのではなく、考える余地を与える。このことは人とのコミュニケーションを考える上でしっかりと認識しておかなければならない。