Monthly Archives: December 2013

2013年 よかったランキング – 映画編

超主観で2013年に出会ったものをランキングで振り返ってみるテスト1本目、映画編。
※ネタバレを少し含むので注意されたし。
その他のよかったランキング:

#5 クロニクル

ある出来事をきっかけに超能力を身につけた主人公のドキュメンタリー、という設定の作品。
倒すべき敵が登場したり、誰かを救ったりみたいなこの手の作品にありがちな展開じゃなく、超能力に翻弄される人間の生活が淡々と描かれてく。
この手の映画には珍しくリアリティがあって、全体としてあんまり見たことのない作品になってる。


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#4 桐島、部活やめるってよ

とある高校の何気ない日常を舞台にした前半部分。ところが桐島が部活を辞めるっていう出来事をきっかけにこれまでの日常が崩壊しはじめる。
ありがちな学園ドラマと思わせときながら、後半からのドミノ倒し的な展開で、学校の中の見えない食物連鎖のようなシステムを露呈させていく手法がすごかった。


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#3 板尾創路の脱獄王

ストーリーは長いフリとオチというシンプルな構造。オチに向かって繰り返される脱獄のループ、脱獄のための仕込みを繰り返すループ。シンプルな構造にこの二つのループで厚みを持たせることで、グッと引き込むっていう作りがすごい。


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#2 シュガー・ラッシュ

レトロゲームの抑揚のないモーションを、ディズニー的解釈によって脚色されたアニメーションがものすごく気持ちよくて、ストーリーよりも表現が印象に残る作品だった。


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#1 ドッグヴィル

この作品は建物が床に描かれた線のみで表現されてるので、壁がカメラを遮ることがない。だから村で起こる出来事は常に同時進行的に写される。
建物の中でショッキングな事件が起こるシーンでも、背景ではほのぼのと日常をおくる村人の様子が同時に描かれる。この非日常と日常のコントラストのせいで作品の異常性が増長されてる。この特異な表現がちゃんと作品のテーマと結び付いて、すごいインパクトのある作品になってた。


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のらもじ発見プロジェクト

のらもじ発見プロジェクトというサイトを公開しました。このプロジェクトは学生の頃にネットで知り合ったりんたろうさんと、そのお友達若岡さんという謎の繋がりの3人で今年の2月ごろからひっそり進めていたプロジェクトです。

ざっくりいうと、街で見かけたデザインされてないけど味のあるイケてる文字(のらもじ)をデジタルフォント化してドネーションウェアとして配布し、その利益を文字の持ち主に還元しようというプロジェクトです。(詳細はこのページを参照のこと)個人的にはトップのタイプテスターがいい塩梅に仕上がったので試してもらえればと。

先週末に公開したところ公開数時間でホッテントリ入り、3日で500ブクマ1200ツイート7000いいね!と想像していたよりも反響が大きく、時間をかけてやってよかったなぁと思ったりしてます。色々とお手伝いしていただいた方々本当にありがとうございました。
プロジェクトとしては始まったばかりで気が抜けないですが、まずは無事公開できてよかったぁー。

そんな感じ。

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