データを使ったマーケティングによって興味深い結果を生み出した事例をいくつか目にしたので、その雑感。
まずはウェザーニューズが気象庁のデータにユーザーからの天気レポートを盛り込んだ結果、予報の精度が気象庁を超えたという例。
「気象庁の大雪予報が外れた日、ウェザーニューズはなぜ、「雨」を予報できたのか (1/2) – ITmedia Mobile」
次にネットフリックスのログデータから推測される、ユーザーが望む台本とキャスティングでドラマを作ったら大ヒットしたという例。
「米国テレビ業界を震撼させたネットドラマ 視聴者のお望み通りに制作して大ヒット」
あとは、先ごろの大統領選において、オバマ陣営がデータから票を集めたい層に最も影響を持つタレントをはじきだし、広告塔として採用したという話。結果はご周知の通り。
「バラク・オバマ版『マネーボール』 大統領選勝利の鍵はビッグデータの徹底活用 – ZDNet Japan」
一方でデータに振り回された結果、日本のテレビや、Googleのデザインの質が落ちていったという話もあるので、重要なのはこういった局所的なデータよりも、人間が考察する余地のある大局的なデータなのかなぁと。