ちょっくら組んでみた。
広告批評2007年7月号より
Illustratorの「個別に変形」を使った小ネタ。
「個別に変形」っていうのは選択しているオブジェクトを個別の基準点を元に変形してくれるっていう機能。
普通は整列してるオブジェクトをそのままの位置で大きくしたりするのに使うんだけど、この「個別に変形」パネルに「ランダム」っていう項目がある。これを使うと結構おもしろい事ができる。
手始めに「個別に変形」で位置をランダムに移動させながら複製しつづけてみる。
こんな感じでジェネレイティブなビジュアルが作れる。
で、これを応用してみるとこんな感じ。
複製していくにつれだんだん有機的になっていく。
これどうなってるかというと、サイズ変えながら複製してるんだけど、この時同時に位置がXY軸上にランダムに移動するようにしてる。このランダムな移動を繰り返すと徐々に中央付近にオブジェクトが集まりだして、外側はまばらになっていく。
何でこうなるかというと、ざっくり言えばランダムに数字を集めていくと、その数字の量が増えるにつれ、徐々に平均値に近い数字の量が多くなって、極端に大きい数字と小さい数字は少なくなっていくって原理。テストで平均点近くの点を取る人が多くて高得点と低得点とる人が少ないみたいな感じ。雰囲気そんな感じ。雰囲気、雰囲気。
でこれがオブジェクトの座標に作用すると中央付近の座標を持つオブジェクトが増えて、中央から外側に徐々にまばらになっていくビジュアルができるっていう話…。いや…俺にはこれちゃんと説明すんの無理だわ。
こういうのはFlashとかProcessingでrandom関数とか使って作るビジュアルなんだけど、Illustratorでも「個別に変形」を使えば座標とサイズ、角度に関してはrandomかけれるよってことが言いたかった。
色々工夫するとコレとかコレみたいなのが作れたりするから適当にやってみればいいよ。
ScreenToasterでSKETCHESにアップしてる画像の制作過程をキャプチャしてみた。今回キャプチャしたのはこれとかこれとかで使ってる技法。なんだろ、いざこうやってキャプチャしようとカメラ構えるとあんまいい感じにしあがんないね。まいいや、こっちはやり方見せるってのを主目的にすれば。
というか最後「例えば空中を飛ぶ – Google」てwww
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